前回のテクニカル分析、チャートとローソク足では、ローソク足の基本的な形について見ました。しかし株価は変動しているため、必ずしも前回のようなローソク足になるとは限りません。そのため、イレギュラーな形をしたローソク足をとることがあります。今回は、そういう別の形のローソク足を見ていきます。
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ローソク足の別パターンは大きく5つに分けられます。
十字線
ローソク足の四角い部分を柱と言いますが、柱がつぶれてしまった形が十字線となります。柱がつぶれるということは、始値と終値が一緒であることを意味します。つまり下のようなイメージになります。
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さらにヒゲの形によって、
- トンボ;下ヒゲが伸びている
- トウバ;上ヒゲが伸びている
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という形をとることもあります。トンボは、始値から下落が始まったけれども、底値で買い戻しが起こり結局始値に戻って終値となったチャートを描きます。
トウバは、始値から株価が上昇したけれども、高値で売りが始まり始値に戻って終値となったチャートを描きます。
十字線が高値や底値で出ると、トレンドの変換点となることがあります。
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大陽線
大陽線は柱が強く伸びて、プラスで引けを迎えている形になります。
大陽線はヒゲの形によって、以下のものがあります。
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- 陽の丸坊主;始値から終値まで伸び続けているためヒゲが無い形。強い買いシグナル。
- 陽の大引け坊主;始値から一度値は下げたものの、底打ちして終値となる形。これも買いシグナル。
- 陽の寄付き坊主;始値から上昇し、高値に到達した後、少し値を下げて終値となる形。プラスではあるけれども、最高点を過ぎているため高値への警戒感が表れている。
陽の寄付き坊主が出たときは警戒するべきですが、それ以外は上昇トレンドに入っているので、売らずに様子を見ても安心です。
小陽線
小陽線は大陽線ほど柱が強く伸びるわけではないですが、少しプラスで引けを迎えている形になります。
小陽線はヒゲの形によって、以下のようなものがあります。
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- 下ヒゲ陽線;始値から大幅に下がり、その後底打ちして、高値となり、そこから少し下がり終値を迎える。株価上昇の兆し。
- 陽のカラカサ;始値から大幅に下がり、その後底打ちして、高値と終値が一致する。下落相場のピークに現れると、株価上昇の兆し。
- 陽のコマ;柱が小さく、上下にヒゲが長い。もみあっている状態。
- 上ヒゲ陽線;始値から下がり、その後高値となり、大幅に下落して終値を迎える形。どうにかプラスを保った形で、株価下落の兆し。
- 陽のトンカチ;始値から上がり、高値となったが、利益確定などで下がり、結局始値近くで終値を迎えた形。上昇相場のピークに現れると、株価下落の兆し。
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大陰線
大陰線は柱が強く伸びて、マイナスで引けを迎えている形になります。
大陰線も大陽線の逆バージョンをイメージしてください。
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- 陰の丸坊主;始値から終値まで下がり続けているためヒゲが無い形。強い売りシグナル
- 陰の大引け坊主;始値から少し上昇するものの、高値から一気に下落し終値となる形。これも強い売りシグナル
- 陰の寄付き坊主;始値から一気に下落して、底打ちして、少し戻したところで終値を迎える形。再び上昇トレンドに戻る可能性がある。
小陰線
小陰線も小陽線の逆バージョンをイメージしてください。
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- 下ヒゲ陰線;始値から少し上昇して、その後下がり底値となるも、そこから上昇し終値を迎える。株価上昇の兆し。
- 陰のカラカサ;始値から大幅に下がり、その後底打ちして、始値近くで終値を迎える。
- 陰のコマ;柱が小さく、上下にヒゲが長い。もみあっている状態。
- 上ヒゲ陰線;始値から大きく上昇し、高値となり、その後急激に下落して、底値となり少し持ち直して終値を迎える形。株価下落の兆し。
- 陰のトンカチ;始値から大幅に上がり高値となり、その後下落して、終値と安値が一致する形。底値で現れると、上昇の兆し。
株初心者はとりあえず十字線、大陽線、大陰線を覚えておくことが重要です。
まとめ
- 株初心者は、十字線、大陽線、大陰線を覚えましょう。